【如来】如来とは誰か 特徴やポーズをイラスト解説

仏教いろは, 如来

如来とは

「如来」は、真理を悟った者という意味です。
古代インドの言葉サンスクリット語を訳したものです。

仏教で真理を悟ったものといえば、お釈迦様です。

誕生釈迦仏(東大寺)

如来像は、釈迦が亡くなった後長い年月を経て、礼拝の対象として作られるようになったものです。

如来の姿の特徴

如来の着衣

・大きな布[衲衣(衲衣)]を巻き付けただけ。
・肌露出多め。

釈迦如来

如来の頭部

・頭頂が盛り上がっている[頂髻(ちょうけい)]。
・髪が粒々になっている[螺髪(らほつ)]。
・額に巻き毛がある[白毫(びゃくごう)]。

如来の身体

・首にしわ[三道(さんどう)]がある。
・手足の指と指の間に水かきがある。
・足の甲が高い。

如来の手のポーズ

仏像は手でポーズをとっています。
これを手印(しゅいん)といいます。

如来の手印の代表的なものは3パターンです。
・定印(じょういん) 釈迦が悟りを開いた時

・施無畏(せむいいん) 人々から恐れや不安を取り除く
・与願印(よがんいん) 人々の願いをかなえる

如来の6種類

如来は役割や教理によってさまざまな種類があります。
釈迦如来
阿弥陀如来
薬師如来
弥勒如来
盧舎那仏
大日如来

如来について詳しくは↓

イラスト・さいとうじゅん