【いろは】台座 仏像が立つ台座には種類がある

仏教いろは

台座とは

仏像が安置されている台を台座といいます。
台座はいくつか種類があって、仏像の尊格によって適した形があります。

蓮華座(れんげざ)

蓮華の花をかたどったもので、最も多く使われています。

蓮華は泥の中にあってもきれいな花をさかせることから、煩悩の多いこの世にあってもまわりに影響されることなく悟りを開くようにと、仏教において大切にされています。

如来や菩薩におもに用いられます。

瑟瑟座(しつしつざ)

切石を数段に積み重ねた台で、上部と下部が広く中ほどはくびれています。

悟りの境地が強固で不動であることを表し、不動明王におもに用いられます。

岩座(いわざ)

岩の形の台です。

明王や十二神将など怒りの天におもに用いられます。