【如来】釈迦如来 如来中の如来
釈迦如来とは
釈迦如来は、お釈迦様をモデルにした仏像の基本です。
如来グループのTOP的存在です。
智慧と慈悲を兼ね備え、人々を救済する仏様です。
釈迦如来の姿
・大きな布[衲衣(衲衣)]を巻き付けただけ。
・肌露出多め。
・頭頂が盛り上がっている[頂髻(ちょうけい)]。
・髪が粒々になっている[螺髪(らほつ)]。
・額に巻き毛がある[白毫(びゃくごう)]。
・首にしわ[三道(さんどう)]がある。
釈迦如来の手印
如来はそれぞれ手の形(手印)に特徴があります。
釈迦如来の代表的な手印はつぎの3パターンです。
定印(じょういん)
釈迦が悟りを開いた時の手印。
施無畏印(せむいいん)
人々から恐れや不安を取り除く。
与願印(よがんいん)
人々の願いをかなえる。
釈迦如来の脇侍
如来は左右に修行中である菩薩を従えて三尊像としてセットで祀られている場合があります。
左右の菩薩を脇侍(わきじ)といいます。
釈迦如来の場合はつぎの組みあわせが一般的です。
・普賢(ふげん)菩薩
・文殊(文殊)菩薩
イラスト・さいとうじゅん