【密教】大日如来 宇宙を照らす密教の最高仏

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大日如来とは 密教の最高仏


大日如来は、密教独自の如来です。
密教の教理では膨大な数の尊像が存在しています。

その中心となる最高の仏様が大日如来です。

大日如来から発せられる光は宇宙をくまなく照らしているとされています。

胎蔵大日如来と金剛界大日如来

大日如来は2種類あります。
・胎蔵大日如来(たいぞうだいにちにょらい)
・金剛界大日如来(こんごうかいだいにちにょらい)

これは経典の違いによるものです。
同じ密教でも『大日経』『金剛頂経』があって
胎蔵大日如来は『大日経』にもとづき
金剛界大日如来は『金剛頂経』にもとづいています。

『大日経』は”自分よりも他者の救いを優先する”大乗仏教と密教をとりもつ経典なのにたいし、『金剛頂経』は自分の悟りを何より優先する経典という違いがあります。

大日如来の姿の特徴

・着飾っている
如来は一般的には、大きな布[衲衣(衲衣)]を巻き付けただけの飾らない姿が基本ですが、大日如来は様子が誓います。
頭には冠をかぶり、腕輪などの装飾品をまとい着飾っています。

・座っている

大日如来 手の形(手印)

手印は、胎蔵大日如来と金剛界大日如来で異なります。

胎蔵大日如来は定印


胎蔵大日如来は瞑想中であることを示す定印を結んでいます。

金剛界大日如来は智拳印


金剛界大日如来はあらゆる智慧を極めたことを示す智拳印を結んでいます。

密教の如来

密教には大日如来の他にも独自の如来があります。
大日如来を含め5体がセットになっていて、五智如来とよばれます。

イラスト・さいとうじゅん