【天】毘沙門天 戦いの神&四天王の多聞天&七福神
毘沙門天とは
毘沙門天(びしゃもんてん)は戦いの神様です。
そしてまた人々に財産を与えてくれる神様でもあります。
毘沙門天は四天王のうちの1人でもあり、四天王として働く時は多聞天とよばれます。
武運と財産のご利益があるということで広く人気があり、七福神の1神でもあります。
つまり毘沙門天は、1人3役の神といえます。
・毘沙門天
・多聞天
・七福神
毘沙門天は妻も有名です。
美や福徳の神・吉祥天です。
毘沙門天と多聞天はなぜ同じなのか
毘沙門天も多聞天も起源はサンスクリット語の「ヴァイシュラヴァナ」からきています。
「ヴァイシュラヴァナ」を漢字で表すと毘沙門天。
また、「ヴァイシュラヴァナ」の意味は「すべてのことを聞きもらさない」で、これを意訳すると多聞天、ということです。
古代インドで財産の神は「クベーラ」でしたが、サンスクリット語で「ヴァイシュラヴァナ」ともよばれていたため、1神2役2名称になったようです。
毘沙門天の姿・持ち物
基本的に、四天王と同様。
甲冑を身に着け、宝塔を掲げていたり、戟などを持つ。
兜跋毘沙門天
兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)は城を外敵や災難から守る毘沙門天で、城門に安置されます。
トルキスタン地方の兜跋国に出現し国を守ったことに由来するとされています。
兜跋毘沙門天の姿・持ち物
戦闘服ながら冠を乗せている。
足で大地の神、地天女(じてんにょ)を踏んでいる。