【天】金剛力士 500人の部下をもつ守護神
金剛力士とは
金剛力士は天部の尊格で、釈迦を守り、外敵から寺院を守る神です。
「金剛」は武器の1つである金剛杵が由来です。
金剛杵
500人の部下をもち、金剛杵であらゆる仏敵を打ちのめします。
金剛力士の姿
金剛力士[阿形]
金剛力士[吽形]
金剛力士は別名「仁王」ともいいます。
まさに仁王立ちして、筋肉隆々でダイナミック、恐ろしい形相をしています。
多くの例が上半身裸です。
「阿形(あぎょう)」と「吽形(うんぎょう)」
通常、向かって右が「阿形」です。
「あ うん」はヒンドゥー教の呪文の聖音の「オーン(AUM)」からきています。
「あ」は口を大きく開けて発する音で、万物の始まりを象徴し
「うん」は口を閉じて発する音で、万物の極みを象徴しているといわれています。
金剛力士の持ち物 金剛杵とは
・金剛杵(こんごうしょ)。
武器。もともとは古代インドの神が持つ稲妻で、すべての敵を撃破する力をもっています。
イラスト・さいとうじゅん